【SMBC】「Trunk」が中小企業向けマーケットを総取りしかねないポテンシャルを秘めている件

決済端末

こんにちは、2025年4月に三井住友フィナンシャルグループが「Trunk」という法人向けサービスを発表しました。

まだ全容ははっきりしませんが、現在発表されている内容だけでも、中小企業におすすめしたい銀行口座としてはナンバーワンのポテンシャルを感じます。

Trunkとは

SMBCグループ(三井住友銀行、三井住友カード)が2025年5月にリリースする、法人向けの総合金融サービスです。サービス開発には、世界最大手のカードブランドVISAやフィンテック企業のインフキュリオンも参画。

急速に会員を増やしている個人向け総合金融サービス「Olive」のノウハウを法人向けに展開するとのことです。わたしもOliveにはお世話になっております。

テーマとしては、いつでも、非対面でお得に利用できる中小企業をターゲットにしたサービスとのこと。

銀行機能はもちろん、クレジットカードの申し込みや連携、会計ソフトや資金調達など、いろいろな機能をシームレスに利用できるという構想です。

Trunkのメリット

Trunkのサービスはこれから随時アップデートされるようですが、現時点で発表されているだけでもかなり競争力をもったプロダクトだと思います。

最短翌営業日で法人口座開設が可能

Trunkの口座は、申し込みとWeb面談による審査などを経て最短翌営業日に口座開設が可能とのこと。

申し込みはスマホから可能。

法人口座の開設には手間や時間がつきものです。SBIネット銀行やGMOあおぞらネット銀行など、一部のネット銀行では、一定の条件を満たせば、申し込み当日や翌営業日での口座開設が可能ですが、メガバンクでは初でしょう。

一般的にメガバンクの口座は一定以上の規模や信用力がないと開設できません。しかしTrunkであれば、三井住友銀行の口座を比較的容易に開設できるでしょう。

業界最低水準の振込手数料

振込手数料の安さはピカイチです。

三井住友銀行口座宛は0円、他行あては金額にかかわらず145円。

同行間ゼロ円、他行あて145円は、住信SBIネット銀行、GMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行と並んで最安値です。

SMBCの口座を受取口座と指定している人の数は、それらのネット銀行より多いでしょうから、実質振込コストは最安になるケースが多いと思います。

自動振り込み機能(2026年3月までにリリース予定?)

請求書を撮影、アップロードをすることで振込予約を行うことが出来る機能を搭載するそうです。これは便利ですね。GMOあおぞらネット銀行が同じ機能を提供しています。

ファイナンス機能(2026年3月までにリリース予定?)

請求書のカード払い機能も搭載するそうです。このサービスはすでに三井住友カードが展開しており、その機能を搭載するのではないかと思います。

今後のサービス拡張に期待

新ビジネスカードやデジタルファクタリング、スキップ払い、ファイナンスAgent(最適なタイミングでの資金調達手段を教えるほか、補助金申請のサポートなどでの活用を想定)などを追加予定とのこと。

今後もサービス拡張に合わせて本記事を更新し、ご紹介していきたいと思います。

公式さいとはこちらです。

Trunk(トランク)|新時代の“法人総合金融サービス”、誕生。 : 三井住友銀行
中小企業の皆様を支える、法人口座の新しい形。「Trunk(トランク)」は、法人ネット口座を起点に、中小企業経営の根幹となるおカネ周りの業務を、効率化・改善する様々なサービスをご提供いたします。そして、新しいファイナンス体験の実現を目指します...
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