【企業向け】GMOあおぞらネット銀行がおすすめなのはどんな法人?特徴は?

銀行

GMOあおぞらネット銀行は、1994年に設立された日債銀信託銀行を前身としています。インターネット銀行事業を開始したのは2018年なので、ネット銀行の中でも新興と言っていいでしょう。

その名に冠する通り、あおぞら銀行とGMOグループが50%ずつ出資しています。

法人の中では、特にスタートアップにフォーカスしています。口座数は15万を突破し、順調に伸びているようです。

数字でわかるGMOあおぞらネット銀行
口座数15万口座(2024/8)
預金総額6,160億円(2024/3)
経常収益81億円(2024/3)
当期純利益▲37億円(2024/3)

GMOあおぞらネット銀行の特徴的は、優れたUIとネット銀行の中でも頭一つ抜けた低コストです。

この記事でわかること
  • GMOあおぞらネット銀行の法人口座の特徴
  • GMOあおぞらネット銀行が向いている企業・法人

【GMOあおぞらネット銀行】口座開設のしやすさ

GMOあおぞらネット銀行の口座開設フォームは綺麗にデザインされていて入力しやすいです。

また、最短即日に口座開設ができ、必要書類はオンラインアップロードに対応しているので、紙は必須ではない点もGOOD!

GMOあおぞらネット銀行は、中長期の戦略の柱の一つに「スタートアップ企業向け銀行No.1」を掲げていることもあり、口座開設審査の目線でも比較的口座開設はしやすいと言えるでしょう。

ただし、昨今はマネーロンダリングや法人口座の売買などの不法事例の増加が問題視されているので、だんだん厳しくなっていく傾向にあると私は思います。

【GMOあおぞらネット銀行】振込手数料

GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は以下の通り。

手数料
同行間0円
他行あて145円(税込)
他行あて(とくとく会員)129円(税込)

とくとく会員とは?

月額500円(税込)で振込手数料の優遇や、ATM出金手数料の優遇(月5回まで無料)を受けられるサービスです。

GMOあおぞらネット銀行宛であれば振込手数料がかからないこと、他行あては金額問わず業界最低水準であることが特長です。

「総合振込」では1回で9,999件までの振込依頼を一度に行うことが可能です。利用手数料はかからず、初声利する費用は上記の振込手数料のみ。

「給与振込」には非対応です。

【GMOあおぞらネット銀行】ATMの便利さ

提携ATMは、あまり多くありません。

セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATMと提携しています。

他の金融機関ATMやローソンATMが利用できない点に注意が必要です。

【GMOあおぞらネット銀行】サポートの手厚さ

ログイン後のメニューに設置されている問い合わせフォームから問い合わせが可能です。

X(Twitter)でユーザーの声を探してみましたが、サポートが手厚い印象は受けませんでした。仕方ないと思いますが、障害発生時には連絡がつかないという声も。

【GMOあおぞらネット銀行】税金・社会保険料支払いへの対応

GMOあおぞらネット銀行は、税金や社会保険料への対応がネット銀行の中では優れています。

地方税はPay-easy(ペイジー)対応

eLマークがある納付書であればPay-easy(ペイジー)支払い可能。

対応している税金
  • 法人都道府県民税
  • 法人事業税
  • 地方法人特別税
  • 法人市町村民税
  • 事業所税
  • 都道府県民税
  • 個人住民税(特別徴収分、退職所得分)
  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 自動車税(種別割)
  • 軽自動車(種別割)
  • 各地方公共団体が対応している科目

2024年4月から口座振替に対応!

国税や社会保険料、国民年金保険料の支払いに口座自動振替が利用できるようになりました。

【GMOあおぞらネット銀行】その他サービス・特徴

周辺サービスをざざっと紹介します。

API連携は一般向けではない

GMOあおぞらネット銀行の特徴の一つは、APIを公開していることです。入金専用の仮想口座の発行および入金通知について、APIで連携することが可能です。

APIを活用したリアルタイム振込・入金・引落しの自動化に強みを持っています(別途料金がかかると思われます)。

ですが、このあたりはある程度以上のシステム開発および保守能力がある企業でないと、関係ないと思います。

入金専用口座(仮想口座)は2,000口座までなら無料で利用できるようです。

極度型の融資枠あり【あんしんワイド】

融資機能も持っています。設定された借入枠の範囲内で借入ができます。急な資金需要に備えて枠を設けておいてもよいと思います。

日本政策金融公庫の融資の返済口座に指定可能

日本政策金融公庫から借入をしている場合は、GMOあおぞらネット銀行の口座を指定できます。

口座振替で返済できるので、便利ですね!

高還元のデビットカード

GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは1%の還元(キャッシュバック)と法人向けの中では好条件。

支払先が海外加盟店(Facebook広告など)の場合は1.5%とさらに好条件になる一方、税金などの支払いは0.5%になるなど、利用先によって変動する場合があります。

デビットつきキャッシュカードは最大20枚、サブカード(デビット機能のみ)は9,998枚発行が可能ですので、用途別にカードを分けたり、従業員ひとりひとりにカードを持たせる運用も可能です。

アメックスの口座振替には未対応

経営者に人気のアメックスのクレジットカード。

2024年11月現在、GMOあおぞらネット銀行は口座振替未対応です。

アメックスのカードを使いたい方は、要注意です。

個人的には業績と改悪が心配・・・

2024年3月期、経常収益(一般でいう売り上げ)81億円に対して、最終損失が37億円。

経常収益は伸びていますが、ずっと赤字続き。どこかで利益体質に切り替えないといけないはずです。

困ったら親会社からの増資が期待できますが、親会社のひとつであるあおぞら銀行自身も米国不動産で損失を出し苦しんでいます。

いちおう、頭に入れておいた方がいいかもしれません。

【まとめ】GMOあおぞらネット銀行の法人口座がおすすめなのは?

GMOあおぞらネット銀行がおすすめなのは、こんな法人です。

  • 設立間もない企業、スタートアップ
  • 振込手数料をとにかく安くしたい

ユーザーの声を聞いて、サービスがどんどん良くなっている点もいいですね!

総合的にとても評価できる銀行だと思います!

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